総研ノート:コラム
私にとって─戦後教育60年─
季刊「教育と文化」41号を購入しました。戦後60年は、私にとってはソ連占領下の千島国後島において、子どもたちから「先生」と呼ばれての60年でもあります。16歳の少年、しかも中学生の私は、「天皇陛下の仰せとスターリンの命令だ」と村長さんに言われ、1945年12月1日に日本人小学校の先生にさせられました。無資格の代用教員です。やがて子どもたちと別れても、子どもたちとの生活を忘れられず、高校から学芸大を経て、教諭として教員生活を送りました。
今は76歳、退職後「共に学ぶ場」という塾的な学習会をやり、その後放送大学に学び、学部を卒業し、今は大学院の選科生になっています。
公立学校の教員としてご飯を食べさせていただいたので、今は点数をつけられる立場に立って苦しんでいます。小泉さんのおかげで薬代も高くつくようになり、本も自由には買えなくなりましたが、当人は地域社会で暮らしていろいろと学んでいます。ごみ問題一つとっても大変です。頻発する犯罪から、子どもを守ることも課題です。こんなことからも、戦後教育60年—私にとっては教えたこと、教えなければならなかったことは、と反省もしています。今度貴紙の特集に感謝しています。
北海道 牧野金太郎さん
2005年11月23日
