活動報告:夜間公開研究会
第22回「ジェンダー・フリーの教育は人権教育」
■2006年3月13日
杉浦ひとみ 弁護士
星 恵子 日教組女性部長

3月13日、「ジェンダー・フリーの教育は人権教育」というタイトルで、杉浦ひとみさん(弁護士=写真)と星恵子さん(日教組女性部長)の報告を受けて、参加者と討議しました。杉浦さんは、性の逸脱行動がみられるようになったことにより、子どもたちが、性の大切さ、すなわち自分の大切を学ぶため、教職員と保護者が作り上げてき性教育について、ある日突然都教委が踏み込んできて、教材等を持ち去った、都立七生養護学校の「性教育問題」を報告されました。このケースは、教育基本法10条にある不当な行政の介入として、東京弁護士会から警告がなされましたが、東京都教委は意に介さず、現在、裁判中とのことでした。星さんは、昨年12月に発表された「男女共同参画基本計画」(第二次)の概要と問題点を指摘、ジェンダーによって制約をされるのではなく、一人ひとりが個性を生かして自分を生きることを目指すものであり、ジェンダー・フリーの教育は人権教育の一つであると指摘されました。その後参加者と話し合いが進みました。ジェンダー・フリーに対するバッシングの動き、その中での「男女共同参画基本法」(第二次)の後退などをみながら、こうした動きが進められることは何に行き着くのか見極める必要がある、「人権教育」とくくってしまうと「ジェンダー」という差別の問題がみえなくなってしまうのではなどの意見が出、活発な意見交換がなされました。
2006年3月13日
