活動報告:夜間公開研究会
第24回 子どもの視点から「虐待」を考える
■2006年8月7日
なぜ、いま「愛国心」教育か 朴慶南(作家)
「愛国心」通信簿の現在 中川登志男(専修大学院生)
現行10条「改正」と「愛国心」教育 嶺井正也(専修大
「『愛国心』が教育基本法に規定されるその意味は?」と題して、8月7日、第24回夜間公開研究会が開催された。教育基本法「改正」案は継続審議となり、秋の臨時国会へ舞台は移る。この間の審議では、「愛国心」を教育し、評価する是非が問われた。この問題は、現行教育基本法第10条の「教育は不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべき」という規定に深く関わっている。
最初に嶺井正也(専修大学)さんが、現行の「国民全体に対して直接責任を負う」が削られ、代わって「この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべき」とする「改正」案によって、「愛国心」が強制されことになると、問題提起をした。ついで、中川登志男(専修大学院生)さんが、「愛国心」通信簿の現状と、「内心の自由」という観点を中心に、問題点を整理した。最後に朴慶南(作家)さんが、「なぜ、いま「愛国心」教育か」として、60年以上経ても侵略戦争について何ら責任を認めない国の為政者たちがいう「愛国心」は国家主義的愛国心であるとし、教育基本法にそれを盛り込む意味を明らかにした。
浮かび上がる「戦艦大和」の絵、「大和ミュージアム」の説明で始まる、呉市教育委員会が作成配布した『呉の歴史絵本』が閲覧に供せられるなど、着々と事態が進行している状況が参加者からも指摘され、この問題の深刻さが浮かび上がった研究会であった。
2006年8月 7日
